飛行機を降り、このテカテカのおでこを見た時は感無量でした。 約4ヶ月前の大ショックの日から、ずっと温めていたこの旅が いよいよ始まるのです。 今回、「宮崎を周るならば絶対にレンタカーを借りた方がいいよ」 と何人もの人にアドバイスをもらっていたので、 宮崎空港着・レンタカー借りる→鹿児島で返却・鹿児島空港から帰る というプランにしました。 本当に、すごく便利で楽ちんでした~ さぁ、空港にて郷土料理の冷や汁をサラサラっと食べたら 早速車を借りて出発です。 3日間のわたし達の愛車はHONDAのFit ブルーの新車です☆ まさに南国、というにふさわしいカラカラとした青空の下、海岸線をブインと 南にドライブ。 嗚呼、ここは高校生の時修学旅行で来た日南海岸・・・ 目的地までの寄り道で、道の駅フェニックスに立ち寄りました。 ここは、道の駅の向かい側が絶景で、目の前には鬼の洗濯板をドドンと 見下ろせます。 そしてフェニックスの気が効いているところは、なんと下の海辺まで、 階段があって下りてゆけるのです! この日、まわりにいた他のお客さんたちはほとんどがおじいちゃんおばぁちゃんで だ~れも降りようとはしていませんでしたが、 わたしは降りるよ、もちろん! 亜熱帯の植物が茂る道をどんどん降りると 鬼の洗濯板 凄いですよね。 これが自然の力によってできたものなんて。 まさに風光明美。 17歳の時ね、ここでコケタんですよ~ あたたかな日差しの下で海岸線をボーっと眺めていると 宮崎に来たんだなぁ、嬉しいなぁ、この後も楽しみだなぁ と嬉しさが押し寄せるのでした。 さて、フェニックスにて明日葉のソフトクリームを食べ、 日向夏のマーマレードや安納芋などを買いこみ、次の場所へ。 1時間ほど車を走らせ、着いたところは 鵜戸神宮うどじんぐう ここ、CMで見たことあるな~と思った方も多いのでは。 断崖絶壁の、なんと鍾乳洞の中に本殿がある、とても珍しい 神宮なのです。 鍾乳洞から湧き出る水を 『お乳水』 と言い、この水で作った飴 『お乳あめ』 を食べると母乳の出がよくなるとか・・・ 参拝する方は、赤ちゃんの健やかな成長を祈ったり、あとは海上保安の神さま ということで、海上保安庁の御一行もおられました。 ここに来たら、是非ともやっておきたいのが 荒波打ち寄せる亀岩という岩のちいさな窪みに、運玉という素焼きの石を 投げ入れる というもの。 運玉 これが見事入れば、願い事が叶うと言われています。 フフフ、わたし、入りました。(自慢気) お乳飴を溶かして生姜をいれて作られたお乳あめ湯というのを 飲みながら、ミスチルの桜井さんみたいな顔をした若い宮司さんの 話を聞いたりしてまったりとゆっくりとできました。 さて、ここからさらに南下して、次に目指すは城下町・・・ 飫肥城下町おびじょうかまち 昔の趣が残る、しっとりと落ち着いた街を徒歩で散策。 飫肥杉で造られた武家屋敷や、昔からの水路がきれいです。 お城自体はもうありませんが、復元された大手門や今も残るお城の外壁 も見ごたえがあります。 そして、城跡には、なんと小中学校が建っており、町をウロウロしていると こんにちわっ と、生徒さんがあいさつしてくれます。 思春期ど真ん中という感じの中学生男子などもハニカミながら あいさつしてくれるので、なんだかこちらがドギマギ甘酸っぱくなるのでした。 こんな町で育ったら、きっといい子になるね。 ここ、飫肥にて食い倒れる気マンマンだったわたし達でしたが、 あいにく閉まっているお店多し で、ちょっと淋しい。 夕方には店じまい・・・なんだか奈良と一緒だなぁ~とKちゃんとつぶやき ながら、かろうじて買えた飫肥天という魚のすり身と豆腐などを 練って揚げたさつまあげみたいなのと、 飫肥の名物厚焼玉子をペロリたいらげ、ホテルのある宮崎市内に 向かったのでした。 ホテルは繁華街のど真ん中にあり、きれいに整備された道沿いには 活気のある商店街が続いていて、いい感じでした。 難波みたいにガヤガヤしているのではなく、落ち着いた賑わいという感じ。 飫肥で食い倒れられなかったわたしとKちゃんは晩ごはんが楽しみ過ぎたので チェックインするなり早速お目当てのお店へ。 歩く道すがら、宮崎の銘菓のお店日高にてチーズ饅頭や 栗の餅どらを買いつつ、鶏料理や郷土料理がたのしめるお店もも鐡 えんへ。 宮崎出身の生徒さんに教えてもらったお店です。 ここで、名物の炭火もも焼きや、地元海の幸の刺身盛り合わせ チキン南蛮などをモリモリいただきました。 どれもこれもおいしくて、炭火モモ焼きは、やはり流石という味。 炭火でボーボーの炎に包まれて焼かれる鶏モモ肉は黒くなっていて 炭の香りがたまりません。 それを柚子こしょうにつけて食べるのです。ビールに合う~ お店のスタッフの方々もとても優しくて、今日はどこに行って来たのか、 明日はどこに行かれるのか、電車が不便だから車があって良かったねとか、 宮崎の方言独特のやさしい物腰でどんどん話しかけてくれるのでした。 さあ、宮崎ナイト、これで終わるわけもなく、デザート食べに行きます、デザート!! 商店街のピンク街!?にあるからなのか、夜中までやっているお店 フルーツ大野 県産ものを中心においしそうなフルーツがズラリ勢揃い。 7月にもしも宮崎に来れていたら、ここで宮崎のマンゴーを 是非食べたい! とKちゃんと言っていたお店だったのです。 カフェが併設されているのでフルーツ満載のパフェ、頂きます! フルーツパフェ 何種類のフルーツが使われているのか分からないくらい、 底までぎっしりフルーツが詰まっています。 ひとつひとつのパーツがデッカイ。 普通の女子的感覚を持ち合わせるKちゃんは 「へっ!!?? イクちゃん、今からパフェ食べるのっ!?? でっかいの食べるの!?」 と、大きな目をクルクルさせていましたが、 わたしの勢いにつられたのかパフェとさほど変わらないボリュームの フルーツ盛り合わせ(20種盛り)を注文しているのでした。 パパイヤと宮崎の梨がとくにおいしかったな~ ¥800って安いよな~ スーパーがあったので柚子こしょうや乾燥ひじき、柚子などなど、県産の 食材をいろいろ買いこんでぷらぷらとホテルに戻り、 きちんとしているKちゃんがお風呂を溜めてくれたのでゆっくりとあったまり、 きちんと早く寝るKちゃんにつられ、わたしもスーッと眠りについたのでした。 翌朝、Kちゃんに 「イクちゃん、寝言で『めっちゃおいしい~』って言ってたで」 と、寝起きに言われる2日目は、すっごく楽しみにしていた綾町&霧島へGo!! します。 づづきはまた後日~
by ikuesfoodstudio
| 2011-11-13 23:27
| ●旅
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Comments(4)
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高田コウコウ
at 2011-11-13 23:58
x
寝言の『めっちゃおいしい~』にふき出してしまったよう。
0
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まこん
at 2011-11-14 05:18
x
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ikuesfoodstudio at 2011-11-22 23:48
Commented
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ikuesfoodstudio at 2011-11-22 23:50
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