京都 『祇園 ささ木』

先月のことですが、ずっと行ってみたかったお店へ。
ささ木さん、全然予約が取れないお店だということを知ったのは、
予約の電話をかけてからでした。
図書館でなんとなく手に取った本をきっかけに知ったのですが、
文面から、この人が作られるお料理を食べてみたいな、と
楽しそうだなぁと 思いました。

全然予約が取れないので、もう、逆転の発想で、
「いつでもいいので空いている日教えてください」
とお伺いしたところ、たまたま自分の休みの日に取れました。
(一ヶ月前の同日から予約できるみたいです)

すごーくいいお店でした。
こういうお店に行ったら、ぐっと集中したいですしお行儀もよくしたいので(笑)
写真は一枚も撮っていませんが、目にも楽しく舌には最高に美味! なおまかせ
コースでした。
頭の中にヤキツケテ来た記憶ですが、、、

先付け
無花果の天ぷら
稚鮎の南蛮漬け
青のりのタレに漬けた海老
クラゲの酢の物
甘いケーキみたいな玉子焼き
枝豆
ちいさい味噌玉
これらがかわいーく里芋の葉っぱを器にしたものに盛りつけられていて、、、
夏ともうすぐ来る秋の予感が同居したすばらしい前菜でした。

椀物
これを楽しみにしていた!
ささ木さんに伺いたかった理由は、出汁を味わってみたかったからです。
葛をまとったハモと、出汁とはまた別の煮汁であらかじめ炊かれた冬瓜
のお椀。
自分で冬瓜を煮る時に思うのですが、外側までやわらかくしようと思うと、
真ん中の方が煮崩れます。
ささ木さんのは、外も内もやわらかくきれいに仕上がっていました。
出汁は言うまでもなく、美味。

普通、日本料理で椀物の次に出てくるのはお刺身です。
ささ木さんではお寿司が。
ちいさな上品な握り寿司が五貫
中トロの漬け・イカ・干ししいたけの炊いたもの・貝割れ・芽葱
お店に入った時から、カウンターの中では職人さんがこのお寿司を握り始めて
いて、とてもいい匂いがしてたんです。
ちょうどお客さんが揃うころに中トロを漬けにし始めておられました。
青柚子や塩でいただくお寿司、感動でした。

そして、
とうもろこしのフラン(洋風の茶碗蒸しのようなもの)が出て、
次は焼き物。
正方形の、藍色の美しい器の真ん中に、真っ赤なほうずき、その中に白和えが。
そして、みどりの万願寺。これは焼いた後にさっと出汁で炊いているということ。
主役はスズキの利休焼き。
練りゴマベースのタレに漬けて焼いておられます。
お酒かごはんをください、という感じ。おいしいです。
器がきれいだったのが印象的でした。

次は炊き物。
冷たい炊き合わせ。
茄子・トマト・南瓜・アスパラ・牛蒡、それぞれ丁寧に味付けされ、
上からは青柚子の皮が入った出汁ベースのジュレがかかっています。
トマト、すごーくおいしくて、3個くらい食べたい感じです。
これまた硝子の器が素晴らしくて。
底には青もみじが添えられていました。

食事の最後には大きな土鍋で炊かれたご飯です。
ちりめん湯葉のごはん ということでした、ちりめん山椒も入っています。
お漬物もたっぷりと。
おかわりを散々すすめられるも食べられずザンネーン。

そしてそして、デザートです。
日本料理のデザートというと、水菓子=季節の果物 が一般的。
ささ木さんはデザート大充実です。
カウンターにずらーっと出てきたのはカウンター席に座っている全員のお客さん分の
デザート、それぞれ5種。
食べる食べないはそれぞれのお腹の具合に合わせて選べますが、食べなくても
全員分を並べるんですね~圧巻。
わたしは、やっぱり全部食べたくて!
ごはんは入らなくてもね、デザートは、ね(笑)
「全部、お願いしまーす」
と言うと、隣に座っていた知らないおばちゃんに
「えーっ!大丈夫??」
とか言われたけれど、おばちゃん、ごはんおかわりしてたやん!? と心の中で
つぶやいて、アハハと顔では笑っておくのでした。
『西瓜・葡萄・パイナップルのシャンパンジュレがけ』
『白桃のゼリー』←カワイイ
『ココナッツのブランマンジェ』
『黒糖のわらび餅』
『豆乳プリンとマンゴーソース』
ひとつくらい焼き菓子とかでも嬉しかったな、と思いましたが、どれも
わくわくと幸せになれるお菓子でした。
桃のゼリーが丸くてぷるるん(葛? アガー?)で、みどりの器にのっている様が
かわい過ぎました。
あと、わらび餅、
「もうひとついただけないですか?」と言っている人もいたほど、おいしかったです。


祇園、日本料理、というと、堅苦しくて少し気が引ける、、、
そんなイメージがすこしはありましたが、ささ木さんのご主人の気さくな振る舞いにより
終始リラックスムードで、お客さん全員が一緒の宴! という感じ。
若い職人さんたちも、お客さんとカウンター越しに話したりして、何でも質問できるし、
お料理だけではなく、そこに居ることが楽しい、そういうお店でした。
食べること、この一回の食事をめちゃくちゃ楽しんでもらおう、そう思ってくださって
いるのが、お仕事ぶりからひしひしと伝わってきました。

季節が変わったらまた行きたいな。
予約が取れたら・・・。
ささ木さんが奈良県ご出身というところが、なんか嬉しかったです。

ちなみにわたしが伺ったのはランチタイム。
お料理は基本的にはおまかせコースです。




a0106419_20105219.jpg

帰りに寄った 月ヶ瀬 祇園いちむら店
京都に行くために買ったRicherに、それはそれはおいしそうなあんみつが
載っていて!
寒天の固さと、黒蜜の味と、赤エンドウの炊き方が最高です。
移転オープンされて行きやすい場所になりました。
「ささ木さんであんなにデザート食べたのに!!??」
と、自分で言っておきました。

あとは、行ってみたかった河原町通り沿いにある、ミナ ペルホネンにて目の保養を
したりして大満足の夏の京都でした。
あ、路地裏で薄化粧の舞妓さんにも会えましたよー
「こんにちは」と挨拶したら返してくれた、ホンワリとかわいい舞妓さん。
[PR]
by ikuesfoodstudio | 2012-09-04 22:23 | ●奈良以外のすてきなお店 | Comments(0)


<< ご予約 出汁を巻く >>