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une table×Ikue's Food studio 『料理とうつわ おいしい時間vol.1』

かねてから、une table kaoriさんとふたりで言っていた、
「何か一緒にしよう・・・何か。」
が、何年越しかで実現しました。
貸していただける場所が決まり、テーマが決まってから、何度も何度も
打ち合わせを重ね、自分たちの描くもの、それは今のわたし達の力で出来ることなのか、
お客様が求めておられることはどんなことなのか、
考えて、悩んで、また新しいアイデアが浮かんで・・・
いろんな方々の力をかしていただいて、この日を迎えることができました。

kaoriさんもわたしも、料理がすきでうつわがすき。
そしてそれをとりまくたくさんの楽しいこと、それらを表現し、来ていただくみなさんに
すこしでも多くのちいさなhappyを発信できたら、
そんな時間をご提供したくてこのイベントは始まりました。

かねてよりお世話になっている、うつわ屋さん陶屋なづなさんの全面ご協力
により、今回使わせていただいたうつわは全てなづなさんのコーディネートです。

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席についていただいたら、一番最初に目に入るのはご挨拶文とお品書き。
これは、kaoriさんのご主人が作ってくださいました。
これからどんなお料理が出てくるのかな・・・と、みなさんにわくわくしていただきたくて。
川端健夫さんの木のプレートが木の葉や白いうつわとよく馴染みます。

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サイドボードに控えているのは、ウエルカムドリンクのune tableの代名詞
ジンジャーエールです。

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おみやげにお渡しする『G』のロゴが眩しいジンジャーシロップと、くるみのクッキー。
白いお水のカップは今回のメインのうつわの作家さん大谷哲也さんのもの。

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今回のイメージは新緑・初夏。
みどりと白を使って、さわやかな季節を空間に漂わせたい・・・
山に行って採って来た、ヤツデやシュロ、どんぐりの葉っぱなど。
生命力いっぱいのみどりたちです。

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kaoriさんが活けてくれた白くてふわふわのアジサイ。
窓からの光で透けて光っていてすてきでした。

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さあ、みなさんお集まりいただきました。
床に座っていただくスタイルで、和やかな雰囲気でスタートです。

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まず初めにお出しするのが、大谷哲也さんの蓋物のうつわに
『初夏のはじまり ときどきジンジャー弁当』 をテーマにune table がぎゅぎゅっと
旬を詰め込みます。
盛りこみ、一生懸命なkaoriさん。
厨房に緊張感が漂います。

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「新しょうがのお寿司」
「ヤマトポークの塩味噌麹漬け」
「だし巻き卵」
「えびと空豆の塩麹炒め」
「季節の野菜のジンジャー南蛮漬け」
「えんどう豆の白和え」
「さつまいものレモンジンジャー煮」
味付け、素材や色の組み合わせ、盛りつけ方・・・考えに考え抜かれた、
努力の集結です。
ズラリ並んだ様子は まさに圧巻でした。

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わたしIFSが担当させていただいたのは 『大皿料理』 です。
旬の野菜をできるだけたくさん使って、シンプルに、を心がけてメニューを考えました。
こちらは 「ガスパチョとスイートピクルス」
いつも野菜でお世話になっている大和田商店の枝付きトマトの完熟を使って。
une tableのジンジャージャムを使ってピクルスを味付けして、甘い印象に仕上げました。
ミニトマトやバジルのピクルス、好評で嬉しかったです。
キラキラのちいさなガラスのうつわたちは津田清和さん、中山孝志さん、
鳥山高史さん、橋村大作さん のもの。

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「えんどう豆と新じゃがのクリームコロッケ」 を必死で揚げています。
とろり熱々を召し上がっていただきたくて、本当に必死 でした(笑)
写真がないのですが、こちらも大谷哲也さんの真っ白な大きな鉢にハランを敷いて
ドドンと盛りつけました。(あ。手前右に少しだけうつわが写っている。)

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「季節の蒸し野菜とムフス バジルソースを添えて」
ムフス とは、ひよこ豆や練りゴマ、オリーブオイル、クミンなどを使ったディップです。
絹ごし豆腐をたっぷりと入れて、やわらかくやさしい味にしました。
蒸し野菜は、前日に店頭で見て決めた、アスパラ、ミニ青梗菜、南瓜、姫人参、ズッキーニ
です。

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厨房で必死のわたしに代わり、kaoriさんが取り分けてくださっています。
野菜を盛り付けたのは十河隆史さんの大きな角皿。
ムフスを盛った中山孝志さんの飴色っぽいガラスのボールがすてきで、
盛りつけながらうっとりしてしまいました。

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「新緑サラダ 新玉ねぎドレッシング」
葉っぱやハーブやお花をたくさん使って、みどりのサラダを。
大きなボールに用意して、みなさんの前で和えるスタイルにしました。
ちょうど、大川の中洲のバラが満開で、バラで・・・よかったなぁと。
もちろん食用です。

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うつわは田鶴濱守人さんの石のようなグレイの大鉢。
バラの色と葉っぱのグリーンが引き立つ、シックなうつわでした。
(盛りつけた写真がなくて・・・ごめんなさい。)

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お食事の後は、une table による、ジンジャーシロップ作りの
デモンストレーション。
様々なイベントで『ジンジャーエール屋さん』として人気のune table
そのレシピを惜しげもなく披露するkaoriさん・・・
「簡単なんですよ~」 と言われながら、本当に見ていたらシンプルで簡単なのですが、
深みがあっておいしいんですよね。
これを習えるのは、かなり価値アリ かと。
副産物のジンジャージャムも、利用価値大! なので、みなさん是非作ってみて
ください。

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そして、最後にお出ししたのは、ジンジャーシロップを使った特製ドリンク
「ジンジャーチャイ」
と、IFS担当の焼き菓子「ジンジャーレモンケーキ」と「くるみクッキー」
チャイ・・・kaoriさんのお家でいただいた時、本当においしくて、コレ、絶対
お出ししましょう! と。
それに合わせてお菓子を考えるのが楽しかったです。
ジンジャージャムをたくさん入れて焼いたケーキは、レモンの酸味もしっかりと
効かせて、さわやかに。
kaoriさんがアドリブで作って来てくれた「グレープフルーツのジンジャーシロップ漬け」
も添えて。
お菓子を盛ったお皿は、ジンジャー弁当のうつわの蓋です。
そう、蓋も使えるんです。(お料理の取り皿としても使っていました)
チャイのうつわは、写真が分かりにくいですが、伊藤環さんや村上躍さん
横山拓也さんなど、いろんなうつわをご用意していただきました。

全てのお料理を出し終え、お使いいただいた大谷哲也さんのうつわをお包みして、
お持ち帰りいただきました。
このうつわに、みなさんがそれそれぞれのオイシイ、タノシイを詰め込んでくださって
またお家でお楽しみいただければ嬉しいです。
レシピ、ご不明なことがあればいつでもお問い合わせくださいね。

一部、二部と終わり、kaoriさんとほっとした笑顔で、来ていただいた方々のやさしさに
感激し、本当に感謝だね、、、と、幸せな気持ちでいっぱいでした。
みなさまにお会いできて嬉しかったです。
心からお礼申し上げます。

そして、すてきな笑顔でわたしたちを支えてくれた、mayoちゃんとayaちゃん、
この二人のサポートがあって、わたしたちはお料理に集中させてもらい、お客さま
ともゆっくりとお話しすることができました。
さわやかで凛とした空気が、二人からにじみ出ていて、この日のすてきな要素になっていたのは
きっとお客さまも感じておられたと思います。
バックヤードでのふたりの働きぶりはそれはそれはスマートで・・・かっこ良かった・・・
会場にこそ登場しなかったものの、ちゃん、あなたの縁の下の力持ちぶりには
びっくりします。ありがとう。

うつわをご提供いただき、お料理に合うようにと親身になって考えてくださった
陶屋なづなさん、本当にありがとうございました。
うつわの力、やっぱり凄いです。

空間の提案、レシピやお品書き作成など、お忙しい中いつも支えてくださり、
なかなか定まらないわたしたちに たくさんのアドバイスをくださったMさんには
もうなんと言ってよいのか分からないくらいの気持ちです。
ありがとうございました。お疲れさまでした。

様々な人たちに支えられて、いろんなことが出来るのだと、感謝の気持ちでいっぱいです。
ありがとうございました。




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最後に、kaoriさん、、、、
この数ヶ月間、いろんなことがありましたね。
一緒に考えた日々、わたしにとってとても大きな財産です。
いろんな新しい引き出しを作ってもらった。
お料理の味付けについても、考えることがたくさんありました。
そして、おもてなしをする姿勢、空間を提供するということ、本当に勉強に
なりました。
こんな風に一緒に一生懸命になれたことがとても嬉しいです。
料理が、この仕事が、また、すきになりました。

感謝と尊敬を。
by ikuesfoodstudio | 2012-05-21 19:53 | ★イベント | Comments(2)
Commented by masami at 2012-05-22 11:22 x
こんにちわ。
先日のイベントの午前の部に参加させていただき、改めて、料理と器の持つ力を実感致しました。
目で舌で楽しみ、そして帰りは心もほっこり満足している自分がいたのです。
どのお料理も本当に美味しかったです!
旬の食材をふんだんに使って、全て絶妙に味付けされて、また作ってみたいと思うものばかりでした^^
kaoriさんやikue先生、そしてスタッフの方達、さらにはご一緒させていただいた参加者の皆様のおかげで、あたたかい時間を過ごせた事に
感謝です^^
また機会ありましたらぜひ参加させてくださいね!
ここに至るまでのご準備、とても大変だったと思いますが、お疲れのでません様に・・・
本当にありがとうございました^^
Commented by ikuesfoodstudio at 2012-05-27 00:33
●masamiさん

あたたかいメッセージをありがとうございます。
レスがとてもとても遅くなってしまって、申し訳ありません。
masamiさんのブログ拝見しました。
とてもすてきな写真をのせて下さって、お料理の写真など、自分たちで
撮り切れていなかったので、嬉しかったです。
ありがとうございました。

あの日の食卓は、お料理とうつわと空間と、そして来てくださった全てのみなさんの
想いや笑顔で出来上がった、あの日だけのスペシャルなものでした。
今、振り返ってそう思います。
ご参加、本当にありがとうございました。



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