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ponte de pie!

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わたしが生まれ育ち、現在も暮らす広陵町は、
日本一の靴下の生産地です。
幼馴染たちの実家の家業が靴下屋さん(製造業)という子も多く、
近所のおばちゃんたちは昔から靴下の内職をしていたりして、
友達の家に遊びに行くと、内職が仕上がった靴下がたくさん入った
大きな袋が玄関先に置いてあったりしました。
わたしの母も、昔、靴下に飾るレースのモチーフを作る内職を
していたことがありました。
靴下を2枚ひと組にする時に留める、あのピン留めの仕事も、
そういえばしていました!
そんな町だから、いつも、知り合いの人が靴下をくれるので、
高校生くらいまで靴下をお店で買うことはなかったです。
大人になって、いざ、お店で靴下を買うとなると、店頭に並ぶのは
中国製ばかりで、デザインがかわいくて安いなと思って買っても、
すぐに消耗する、言葉は悪いですが粗悪なモノが多いなと感じていました。
もう、この歳になると、気に入ったものを長く使いたい。
値段が少し高くても、それを使っていて身につけていて、誇らしく思え、
嬉しくなるものを手にしたいな、と思っています。
靴下も 然り。

前置きが長くなりましたが、すてきな靴下のブランドが地元にあるのです。

ponte de pie! (ポンテ・デ・ピエ)

随分と前から、お名前は耳にしていましたが、一体お店がどこにあるのか
分からず。
地図をみたら、地元の通ったことのある道沿いのよう、、、なのですが
どう考えても、そこはお店ではなさそうで。
一度思いきって玄関先まで行ったこともあったのですが、ただの倉庫のような
感じで、人の気配はなくて。
そんな折、教室の生徒さんがponte de pie! の靴下をプレゼントして
くださったのです。
それが、すごく良くて。
こんな靴下欲しかった! って、感激でした。
まず、風合いが最高にいい。
ざっくりとしていて、ガッチリし過ぎず、色合いも絶妙。
そして、ルーズに履いても下がって来ない。
締め付けられているというわけでもないのに、ぴたっとしていて。
あと、足底がしっかりとしていて、歩いた時にちょっとクッション性があって、
あったかくて。
気に入り過ぎて洗濯しては履いて、かなりへヴィなつかいかたをしていますが
伸びたりすることも全く無しです。

広陵町、靴下の生産量が日本一 といえど、オリジナルブランドがほとんど
なかったのです。
有名なのは『靴下屋』さんくらいでしょうか。
どこも、大手のブランドの商品を請け負って生産する、下請け工場がほとんど。
だから、その靴下を手にとって
「ああ、これが広陵町で作られたものか」
と思うことは無かったです。
だから、ponte de pie! の存在は、なんだかとてもうれしかったです。
誇り、というか。
そして、今日、初めてお店に伺ったのですが、ブランドを立ち上げられた
女性スタッフの方が、いきいきとお話してくださって、それを聞いて また、この靴下が
一層すてきなものだと思いました。

ものづくりへの熱く真摯な気持ち、強く感じられる一足です。
by ikuesfoodstudio | 2012-12-25 17:30 | ●奈良のすてきなお店 | Comments(2)
Commented by 天理・M at 2012-12-29 00:39 x
中国茶の会の時に話しておられた靴下ですね!!!
ブランドの名前が覚えられなかったので、
「今度レッスンの時に教えてもらおう」と思っていたのところでした。
「ponte de pie !」さん、ですね。メモメモ~。
そうですよね、思わず、パッと
目の前のものに飛びついたりもしてしまうのですが、
「それを使っていて身につけていて、誇らしく思え、嬉しくなるもの」を
大切に選びたいな、と思う今日この頃です。

今年も、楽しいレッスン、たくさんの元気をありがとうございました。
来年もまた、どうぞよろしくお願い致します。(^.^)
Commented by ikuesfoodstudio at 2012-12-31 20:58
●Mさん

そうです、これですー。
多分あのときは。。。『ポンDEピエ』って、ドーナツみたいな名前◎(-_-)◎
に間違えてお話していたと思います!
わたしも、目の前のものにパッと飛びついては反省、、、デス。

ポンテデピエ、カラーバリエーションも豊富だし、洗っても洗っても頑丈な
靴下なので、本当に長くつかえる良い品物だと思います。
久しぶりにヒートアップして熱弁してしまうくらい 笑

こちらこそ、どうぞ来年もよろしくおねがいします!



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